LINEあいさつメッセージ設計術|追加直後の離脱を防ぐ初回案内の作り方

LINE公式アカウントの友だちが増えているのに、配信を始めるとブロックが目立つ。そんな相談を受けたとき、まず確認するのが友だち追加直後に届く「あいさつメッセージ」です。ユーザーの関心が最も高い瞬間に届く1通目なのに、初期設定の文面のまま放置されているケースは少なくありません。

あいさつメッセージは、配信全般のノウハウとは別物として設計する必要があります。追加した理由を覚えているうちに「このアカウントから何が届くのか」「次に何をすればいいのか」を伝えられるかどうかで、その後の開封やブロックの傾向が変わるからです。

この記事では、友だち追加直後の1通目に絞って、歓迎文・約束・導線・アンケートの順番をテンプレート化する方法を解説します。業種別の文面例、よくある失敗文の直し方、CTAの数の決め方まで、2026年9月時点のLINE公式アカウントの仕様にもとづいて整理しました。

この記事の要点

  • あいさつメッセージは友だち追加直後に自動で届く1通目で、配信通数にカウントされないため、料金プランを気にせず作り込める
  • 吹き出しは「歓迎→配信の約束→主導線→アンケート」の順に並べると、追加直後の迷いを減らせる
  • 行動を促すリンクは主導線1つに絞り、ほかの入口はリッチメニューに任せる
  • 長文・特典の後出し・配信頻度の不明示が、よくある失敗の三大パターン
  • 公開後はブロック数・クーポン利用・アンケート回答を月1回見て文面を更新する

LINEあいさつメッセージは追加直後に届く「最初の約束」

LINEあいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した直後に自動で送られるメッセージのことです。ユーザー側から見れば、追加ボタンを押した瞬間に届く「返事」であり、アカウントの第一印象そのものといえます。

LINEヤフー公式のLINE Official Account Managerマニュアルによると、あいさつメッセージは最大5吹き出しまで設定でき、友だちの表示名やアカウント名を文中に差し込めます。通常のメッセージ配信は1回あたり3吹き出しまでなので、最初の1通だけは情報量を多めに持てる設計です。またLINEヤフーマーケティングキャンパスでは、あいさつメッセージは従量課金の通数対象外と案内されています(いずれも2026年9月時点で確認)。

つまり、あいさつメッセージは無料で全員に確実に届く唯一の配信枠です。月間の配信通数を気にして情報を削る必要がないぶん、何をどの順番で伝えるかという設計の差がそのまま成果の差になります。

項目あいさつメッセージの仕様(2026年9月時点)
配信タイミング友だち追加の直後に自動送信
吹き出し数最大5吹き出し(通常配信は3吹き出し)
配信通数従量課金の通数対象外
差し込み友だちの表示名・アカウント名を挿入可能
ブロック解除時再送するかどうかを設定で選べる
出典:LINEヤフー for Business マニュアル、LINEヤフーマーケティングキャンパス

応答メッセージやステップ配信との違い

あいさつメッセージと混同されやすいのが、応答メッセージとステップ配信です。応答メッセージはユーザーが送ったキーワードに反応して返す自動返信で、ユーザー側の発言が起点になります。一方のあいさつメッセージは、友だち追加という行動そのものが起点であり、ユーザーが何も発言しなくても必ず届く点が大きく異なります。

ステップ配信は、友だち追加から数日後、数週間後と時間差でメッセージを送る仕組みです。あいさつメッセージはその起点にあたる「0日目」の1通と考えると役割が整理しやすくなります。1通目で全部を伝えようとせず、2通目以降に回せる情報は後ろに送るという発想を持つだけで、あいさつメッセージは格段に読みやすくなります。

なお、表示名の差し込みは一部のユーザーには送信されない場合があると公式マニュアルに注記があります。表示名がなくても文章が成立するように、「{Nickname}さん、」を冒頭に置く程度にとどめておくのが安全です。アカウント全体の設計から見直したい場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

追加直後の離脱を防ぐ吹き出しの並べ方

吹き出しは「歓迎→配信の約束→主導線→アンケート」の順に並べるのが基本形です。ユーザーの頭の中にある疑問が「ここは何のアカウントか」「何が届くのか」「今なにをすればいいのか」の順で浮かぶため、その順番どおりに答えていくと読み飛ばされにくくなります。

歓迎文と配信の約束を最初の2吹き出しに置く

1吹き出し目は、お礼とアカウントの自己紹介を2〜3行で済ませます。ここで長いブランドストーリーを語ると、トーク画面の通知プレビューに要点が出ず、開かれないまま流されてしまいます。「友だち追加ありがとうございます。〇〇店の公式LINEです」と、誰からのメッセージかが一目でわかる書き出しが最も強い形です。

2吹き出し目には「どんな情報を、どれくらいの頻度で送るか」を書きます。支援現場では、この約束を書いたアカウントほど、配信開始後の不意打ち感が少なくブロックが落ち着く傾向があります。配信頻度を先に宣言することは、ユーザーに「通知が多すぎたら困る」という不安を解消させる一番手軽な方法です。

3吹き出し目以降で次の一歩を示す

3吹き出し目には、追加特典の受け取りや予約など、いちばん取ってほしい行動を1つだけ置きます。友だち追加の動機が特典だった場合は、この位置で特典を渡すのが鉄則です。4吹き出し目にアンケート、5吹き出し目は空けておくか、リッチメニューの使い方を短く案内する程度にとどめると、全体が重くなりません。

4吹き出し目のアンケートは、回答によってその後の配信内容を変えたい場合に置く枠です。出し分けの予定がないなら、アンケートは省いて4吹き出し目でメニューの使い方を案内し、全体を4吹き出しで終えても問題ありません。

吹き出し役割入れる内容形式の目安
1つ目歓迎お礼・誰のアカウントかテキスト2〜3行
2つ目約束配信内容と頻度テキスト3〜4行
3つ目主導線特典・予約など行動1つクーポン・リッチメッセージ
4つ目アンケート興味・来店目的など1〜2問リサーチ・テキスト
5つ目補足メニューの使い方(任意)テキスト1〜2行
あいさつメッセージの吹き出し構成テンプレート

吹き出しの形式を選ぶ基準

各吹き出しには、テキストのほか画像やクーポン、リッチメッセージ、リサーチなどの形式を使えます。歓迎と約束の2吹き出しはテキストにしておくのが無難です。通知のプレビューやトーク一覧に表示されるのは文字情報なので、画像から始めると「誰から何が届いたか」が伝わりにくくなるためです。

主導線の吹き出しは、特典ならクーポン、予約やサイト誘導ならリッチメッセージのように、ボタンとして押せる形式を選ぶとタップされやすくなります。ただし画像内の文字が小さすぎるとスマートフォンでは読めません。画像の中に入れる文字は一言のキャッチと行動ボタンだけに絞り、詳しい条件はテキストで補足するのが読みやすい組み合わせです。

動画を使う場合は、再生しなくても内容がわかるように、直前のテキストで「30秒でわかる店内紹介」のように中身と長さを伝えておくと再生されやすくなります。動画を主導線にするのではなく、あくまで歓迎や紹介の補助として使うのが扱いやすい位置づけです。

5吹き出しすべてを埋める必要はありません。3〜4吹き出しで役割が完結するなら、それ以上は足さないほうが読了されます。画面下部のリッチメニューに誘導する場合は、メニュー側の導線が整理されていることが前提になるため、以下の記事もあわせてご覧ください。

CTAの数とアンケートを入れる位置の決め方

あいさつメッセージのCTAは、主導線1つに絞るのが原則です。予約、ECサイト、資料請求、Instagramと複数のリンクを並べると、ユーザーはどれを押すべきか判断できず、結局どれも押さずにトークを閉じてしまいます。

判断の基準は「友だち追加の直後に、事業として一番起きてほしい行動は何か」です。飲食店なら予約かクーポン利用、ECなら初回購入、BtoBなら資料請求か相談予約といった具合に、1つに決めきります。ほかの入口はリッチメニューに常設しておけば、あいさつメッセージで無理に並べる必要はありません。リンクは多くても2つまでと決めておくと、文面を書く担当者が変わっても崩れにくくなります。

アンケートは、主導線の後ろに置くのが基本です。先にアンケートを置くと、特典や予約の前に「答える手間」が挟まり、追加直後の熱量が下がってしまいます。一方で、回答内容でその後の配信を出し分けたい場合は、4吹き出し目という比較的上の位置に置くことで回答数を確保できます。

設問数は1〜2問にとどめ、「興味のあるメニュー」「利用目的」など、配信の出し分けに実際に使う項目だけを聞きます。聞いたのに使わない設問は、ユーザーにとって手間でしかありません。回答をどの配信に使うかを先に決めてから設問を作ることが、アンケートを形骸化させないコツです。

アンケートに答えてくれたユーザーには、回答直後に短いお礼が届くようにしておくと印象が良くなります。回答しても何の反応もないと、答えた意味があったのか不安になるからです。お礼の文面に「回答内容に合わせて情報をお届けします」と一言添えておくと、その後の配信を受け取る心づもりもできます。自社だけで設計や改善を進めるのが難しい場合は、ハーマンドットの無料相談で現状のアカウントを一緒に確認することもできます。

CTAとアンケートの確認項目

  • 主導線は1つに決まっているか(リンクは多くても2つまで)
  • 特典の受け取り方法がアンケートより前に書かれているか
  • アンケートの設問は1〜2問で、回答の使い道が決まっているか
  • リッチメニューに常設した入口と、文中のリンクが重複していないか

よくある失敗文と直し方

あいさつメッセージの失敗は、長文・特典の後出し・配信頻度の不明示の3パターンにほぼ集約されます。いずれも書き手の善意から生まれるもので、伝えたいことを詰め込もうとした結果、ユーザーが最初の数行で読むのをやめてしまう構造になっています。

もっとも多いのは、1吹き出し目に会社の沿革やこだわりを長く書くケースです。トーク一覧や通知で見える冒頭部分が自己紹介で埋まり、肝心の特典や案内が見えません。次に多いのが、友だち追加の特典を「このあとお届けします」と後回しにするケースで、特典目当てで追加したユーザーの期待を裏切り、そのままブロックにつながりやすくなります。

3つ目のよくある失敗は、配信の中身や頻度を書かないことです。ユーザーは友だち追加の時点で、このアカウントがどれくらいの頻度で通知を送ってくるのかを知りません。約束がないまま配信が始まると、1通目の配信が届いた時点で「思っていたより多い」と感じ、ブロックに至りやすくなります。

よくある失敗文何が問題か直し方
創業からの歩みを1吹き出し目に長文で記載通知に要点が出ないお礼と店名だけにし、紹介はリンク先へ
「特典は後日お送りします」追加動機を裏切る特典は3吹き出し目で即時に渡す
「お得な情報をお届けします」だけ頻度と中身が不明「月2回、新メニューとクーポンを配信」と具体化
リンクを5つ以上並べる選べずに離脱主導線1つ+リッチメニュー案内
絵文字や記号を多用読みにくく安っぽい1吹き出しに1〜2個までに抑える
あいさつメッセージの失敗文と修正の方向性

「お得な情報をお届けします」という定番フレーズも要注意です。何がどれくらい届くのかがわからないため、約束として機能していません。中身と頻度を数字で書くだけで、同じ内容でも受け取る側の安心感は大きく変わります。また、ブロック解除時に同じ特典が再送される設定のままだと、特典の重複取得を招くことがあるため、再送の有無は特典の条件とあわせて確認しておきましょう。

文章量と語り口の整え方

1吹き出しあたりの文章量は、スマートフォンの画面をスクロールせずに読み切れる量が目安です。行数でいえば5〜6行以内に収め、2〜3行ごとに改行を入れると読みやすくなります。長くなる場合は吹き出しを分けるか、詳細をリンク先に逃がすほうが、トーク画面では親切です。

語り口は、店舗や担当者の話し言葉に寄せると親しみが出ます。ただし、くだけすぎた表現は業種によっては信頼を損ねるため、Instagramなど他のSNSで使っているトーンとそろえるのが安全です。アカウントごとに語尾と絵文字の使い方を決めておくと、担当者が交代しても文面の印象がぶれません。

もう1つ見落とされがちなのが、季節やキャンペーンに合わせた文面の更新忘れです。年末のキャンペーン告知が春になっても残っていると、アカウント全体が更新されていない印象を与えます。期間限定の情報は、終了日をカレンダーに登録しておき、その日に文面を差し替える運用にしておくと確実です。

特典の条件を書き漏らすケース

特典を即時に渡していても、利用条件の書き漏らしが原因で不満を招くことがあります。「初回限定」「1会計につき1回」「他の割引との併用不可」といった条件がクーポンの詳細画面にしか書かれていないと、ユーザーは会計の場面で初めて知ることになり、店舗側との行き違いが起きやすくなります。

条件は、クーポンの吹き出しの直前か直後のテキストに1行で添えておくのが確実です。すべてを書く必要はなく、利用期限と、使えない場面の代表例だけを示せば十分に伝わります。条件を先に知らせておくことは、特典の魅力を下げるどころか、アカウントへの信頼を高めることにつながります。

業種別の初回メッセージ例

業種が違っても、吹き出しの順番は同じテンプレートで組み立てられます。変わるのは主導線に何を置くかと、約束する配信内容の具体性です。ここでは代表的な4業種について、1〜3吹き出し目の書き方の例を紹介します。

飲食店と美容サロンの例

飲食店では「{Nickname}さん、〇〇食堂の公式LINEへようこそ。」で始め、2吹き出し目で「月2回、季節メニューと限定クーポンをお届けします」と約束します。3吹き出し目には来店時に使えるクーポンを置き、利用期限と提示方法を1行で添えると、会計時の混乱を防げます。

美容サロンでは、次回予約が主導線になります。「空き状況の確認と予約はこちらから」と予約ページへの導線を1つ置き、アンケートでは「気になっているメニュー」を聞いておくと、その後のキャンペーン配信を出し分けやすくなります。担当スタイリストの紹介は、あいさつメッセージではなくリッチメニューに回すと全体が軽くなります。

ECとBtoB企業の例

ECでは、初回購入で使えるクーポンを3吹き出し目に置くのが定番です。2吹き出し目の約束では「新商品の入荷と再入荷をお知らせします」のように、ユーザーにとっての受け取るメリットを具体的に書きます。セール情報だけを約束すると、値引きがない月の配信がブロックのきっかけになりやすいため、商品情報とセットで伝えるのが無難です。

BtoB企業では、友だち追加の時点で購買意欲がまだ低いことが多いため、いきなり商談予約を求めないことが大切です。主導線は「導入事例をまとめた資料のダウンロード」など軽い行動にし、配信の約束は「月1回、業界の最新情報を配信」と控えめな頻度にします。営業色を1通目で出しすぎないことが、長く読まれるアカウントにする近道です。

不動産や住宅など検討期間が長い商材の例

不動産や住宅、リフォームのように検討期間が長い商材では、友だち追加の時点で来店や商談を求めても行動につながりにくい傾向があります。主導線は「最新の物件情報を受け取る条件を登録する」「施工事例集を見る」など、検討を前に進めるための軽い行動に設定するのが現実的です。

配信の約束では、新着物件や見学会の案内など、ユーザーが自分から探しに行かなくても情報が届くメリットを具体的に書きます。アンケートで希望エリアや予算帯を聞いておけば、その後の配信を条件に合う情報だけに絞れるため、長い検討期間の途中でブロックされにくくなります。

クリニックや学習塾など予約型サービスの例

クリニックや学習塾のように、予約や体験申込が主導線になる業種では、予約方法と問い合わせ方法を明確に分けて書くことが大切です。「ご予約はこちら」「ご質問はこのトークにメッセージをお送りください」のように、行動ごとに窓口を1つずつ示すと、電話や別のフォームに問い合わせが分散するのを防げます。

医療や教育の分野では、表現に関するルールや業界ガイドラインへの配慮も欠かせません。効果を断定する表現や、根拠のない比較表現は避け、事実ベースの案内に徹します。あいさつメッセージは全員に届くぶん影響範囲が広いため、公開前に社内の確認者を1人決めておくと安心です。運用体制の見直しや外部への依頼を検討している段階なら、無料のSNSアカウント診断から始めるのも一つの方法です。

業種別の主導線の置き方

  • 飲食店:来店時クーポン(利用期限と提示方法を添える)
  • 美容サロン:予約ページへの導線と、気になるメニューのアンケート
  • EC:初回購入クーポンと、新商品・再入荷の配信の約束
  • BtoB:資料ダウンロードなど軽い行動と、控えめな配信頻度

流入経路ごとのズレを防ぐ文面の書き方

あいさつメッセージは、どの経路から友だち追加されても同じ文面が届く前提で書くのが基本です。友だち追加広告、LINEのビジネスプロフィール、店頭のQRコード、Webサイトのボタンなど、ユーザーが追加に至った理由は経路によって異なりますが、標準機能のあいさつメッセージは1種類しか設定できないためです。

よくあるのは、広告で「追加で500円クーポン」と訴求したのに、あいさつメッセージには別の特典が書かれているというズレです。広告と文面のどちらかを更新したときにもう一方を直し忘れると、ユーザーには約束違反に映ります。訴求する特典は1つに統一し、広告・店頭POP・あいさつメッセージを同時に更新する運用ルールを決めておくと、このズレは防げます。

経路ごとの特典や文面を管理する表を1枚作り、広告の出稿内容や店頭POPの更新と同じタイミングで見直すようにしておけば、担当者が複数いても情報のずれは起きにくくなります。

店頭QRとWeb経由の追加で意識すること

店頭のQRコードから追加するユーザーは、その場で特典を使いたいと考えていることが多い一方、Webサイトやビジネスプロフィール経由のユーザーは、情報収集の途中で追加しているケースが目立ちます。同じ文面で両方に対応するには、特典の受け取り方と、情報を知りたい人向けの案内を別の吹き出しに分けておくのが有効です。

たとえば3吹き出し目に「本日から使えるクーポン」、4吹き出し目に「メニューや料金はリッチメニューからご覧いただけます」と置けば、どちらの目的で追加した人も次の行動に迷いません。経路ごとの目的の違いを吹き出しの役割分担で吸収すると考えると、1種類の文面でも十分に機能します。

経路ごとに文面を出し分けたい場合は、外部の配信ツールを連携する方法もあります。ただし最初から仕組みを複雑にするより、まずは全経路で通用する共通文面を作り、主導線と特典を1つに揃えるほうが効果を確認しやすいでしょう。友だち追加広告の訴求と遷移の組み立て方は、以下の記事で詳しく解説しています。

公開後に見直す指標と改善サイクル

あいさつメッセージは、公開後も月1回を目安に見直すのが理想です。一度設定すると誰も触らなくなりがちですが、特典の期限切れや、リッチメニュー変更後のリンク切れなど、気づかないうちに情報が古くなっていることは珍しくありません。

見るべき指標は、友だち追加数に対するブロック数の推移、あいさつメッセージ内クーポンの利用数、アンケートの回答数の3つです。LINE Official Account Managerの分析画面で確認できる数値を、文面を変えたタイミングと並べて記録しておくと、どの変更が効いたのかを判断しやすくなります。文面を変えた日を記録に残すだけで、改善の精度は大きく上がります。

変更は一度に1か所だけにするのが鉄則です。歓迎文と特典とアンケートを同時に変えると、数字が動いても理由がわかりません。支援現場では、まず2吹き出し目の配信の約束を具体化し、次に主導線の形式(テキストリンクかリッチメッセージか)を見直す順番で進めると、小さな手間で改善効果を確かめやすい傾向があります。

改善の順番に迷ったら、まずはユーザーが最初に目にする1〜2吹き出し目から手を付けるのが効率的です。後ろの吹き出しほど読まれる割合は下がるため、同じ手間をかけるなら冒頭の改善のほうが影響範囲が広くなります。

見直しの際には、実際に別のLINEアカウントで友だち追加し、ユーザーと同じ画面で文面を確認することもおすすめです。管理画面のプレビューだけでは、通知での見え方やリンク先の表示速度、クーポンの表示条件までは確かめきれません。季節の変わり目や特典の切り替え時期には、必ずこの実機確認を挟むようにしましょう。

ブロック数の読み方

ブロック数は、あいさつメッセージ単体の評価として見るよりも、友だち追加からの経過期間と合わせて読むのが正確です。追加直後に集中してブロックされているなら1通目の文面や特典の受け渡しに問題がある可能性が高く、しばらく経ってから増えているなら、その後の配信頻度や内容のほうを疑うべきです。

また、特典目当ての追加が多いアカウントでは、特典を受け取った後に一定数がブロックするのは避けられません。数字だけを見て一喜一憂せず、特典の利用数やアンケート回答数と並べて、友だちとして残った人がどれだけ行動しているかを確認することが大切です。

こうした定期的な見直しを社内で回しきれない場合、LINEを含むSNS運用を外部に任せる選択肢もあります。費用の目安を把握したい方は、以下の記事をご覧ください。

自社で作るか外部に任せるかの判断基準

あいさつメッセージの作成自体は、この記事のテンプレートを使えば自社でも十分に対応できます。難しくなるのは、アンケートの回答による配信の出し分け、友だち追加広告との連動、リッチメニューとの役割分担など、アカウント全体の設計と組み合わせる段階です。

担当者が1人で配信も広告も兼務している場合、あいさつメッセージの更新は後回しになりがちです。特典や広告の訴求を月単位で変える運用をしているなら、文面の更新漏れがそのまま機会損失につながるため、外部パートナーに設計と定期見直しをまとめて任せる判断にも合理性があります。依頼先を選ぶ際は、LINE単体の設定作業だけでなく、SNS全体の導線設計まで提案できるかを確認するのがポイントです。

自社で作る場合でも、文面の作成者と確認者を分けるだけで品質は安定します。作成者は伝えたい内容を詰め込みがちなので、確認者がユーザーの立場で「最初の3行で何のアカウントか伝わるか」「押すべきボタンは1つか」をチェックする役割分担が効果的です。

判断に迷う場合は、あいさつメッセージの更新が過去半年で何回行われたかを振り返ってみてください。特典や営業時間が変わったのに文面が一度も更新されていないなら、運用体制そのものを見直すタイミングといえます。

外部に任せる前に確認したいこと

  • LINE公式アカウントの管理権限を自社で保持したまま委託できるか
  • あいさつメッセージの見直し頻度と報告方法が決まっているか
  • 広告・店頭・Webの訴求と文面を同時に更新する体制があるか

外部に依頼する場合でも、あいさつメッセージの文面そのものは自社で最終確認する体制を残しておくことをおすすめします。事業の特典や店舗の運用ルールを最もよく知っているのは自社のスタッフであり、現場の実態とずれた約束をしないためには、社内の目を通すことが欠かせないからです。

SNS運用会社の比較のしかたは、以下の記事で詳しく整理しています。

まとめ:あいさつメッセージは順番で成果が決まる

LINEあいさつメッセージは、友だち追加の直後という最も関心が高い瞬間に、配信通数を気にせず全員に届けられる貴重な枠です。書く内容そのものより、ユーザーの疑問に答える順番で吹き出しを並べることが、追加直後の離脱を防ぐ最大のポイントになります。

まずは現在の文面を、友だち追加した直後のユーザーの気持ちで読み直してみてください。配信の約束があるか、特典はすぐ受け取れるか、押すべきボタンは1つかを確認するだけでも、改善すべき箇所は見えてきます。特典と配信頻度の2点から手を付けるのが効率的です。

  • 吹き出しは歓迎→配信の約束→主導線→アンケートの順に並べる
  • CTAは主導線1つに絞り、特典はアンケートより前に渡す
  • 月1回、ブロック数・クーポン利用・回答数を見て1か所ずつ改善する

まずは無料でSNSアカウント診断を

「あいさつメッセージを見直したいが、リッチメニューや配信との整合まで手が回らない」という方は、SNS運用hubを運営する株式会社ハーマンドットにご相談ください。LINE公式アカウントを含むSNSアカウントの現状を確認し、友だち追加から来店・購入までの導線でつまずいている箇所を整理します。

文面の改善案だけでなく、広告や店頭の訴求とのズレ、アンケートの活用方法まで具体的にお伝えします。まずは現状の課題を一緒に洗い出すところから始めましょう。

初回相談は完全無料・所要時間30分・オンライン対応可能

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